2013
04.01

桜の季節

Category: 11歳~
「来年の桜を一緒に見ようね」と、去年の桜の時期に犬に話しました。
でも、内心は、たぶん犬は次の桜の時期にはもういないか、いてもお散歩ができるような状態じゃないかもとなんとなく考えていました。
決定的な証拠は出なかったものの犬の鼻の状態はがんに侵されていると考えるのが最も妥当だったから。
それが全く、いい意味で裏切る形で、こんな「今」を迎えられたなんて本当に幸せ。

そりゃ、肝臓のこともあるし目のこともあるから、心配の種がないわけじゃないけど、でも生きていてくれるんだもん。

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去年と同じ、集会所の前の桜と記念撮影。犬は桜なんてそもそも見えないし何の興味もないけど、飼い主がこれだけ喜んでいるんだからヨシとしてね。

先月の眼科で眼圧は1.7、1.7で、両方ともそれなりに保たれていました。ただ、右目の水晶体が外れかかっているので「後ろにずれて欲しいですけどね」というのはお医者さんの談。前にずれると痛いし、犬の肝臓の問題で処置が難しいかもしれないから、私も後ろにずれて欲しいです。

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珍しくポーズを決めて撮らせてくれた写真。

今日はこれから眼科に行ってきます。
2013
02.26

祝☆鼻血1周年記念!

Category: 11歳~
去年の今日、帰宅して玄関先でばたばたしている時に、はしゃいでいた犬の鼻と、慌てて早足だった私のすねがぶつかり、犬はひどい鼻血を出しました。
小一時間で止まったものの、その後しばらくしてから上顎の歯と歯茎の間から大量の出血がだらだらと数日止まらず、詳しい検査が必要となり、2週間後CT撮影の結果から骨を溶かすような悪性の腫瘤の存在が示唆されたものの、組織検査では何も出ず、それから犬と私と夫の「がんにおびえる日々」が始まりました。

精密検査の時点では、もう犬と1年一緒に暮らすのは不可能だと思わざるを得ず、犬と一緒の楽しい時間をできるだけたくさん作るよう心がけるしかできることはありませんでした。
でも、鼻血も鼻水も出ない日々が続くにつれ、「あれ、ひょっとしたらがんとは違うの?」と期待のようなものも生まれ、けれど「がんであって欲しくない気持ち」が科学的な判断力を奪っているのかもしれないとその期待を戒め…を繰り返しながら、日がたつうちにどんどん希望が恐れを追いやっていくようになりました。
そして今日です。

鼻に何かがあるのは確かで、1年前よりも鼻息の音が大きいですし、寝ているときのいびきも大きいものではありませんが目立つようになりました。それに、目の状態は悪化していますし、今までわからなかった肝臓の障害も見つかりました。
でも、今日犬が生きてることはこの一年家族が一番望んでいたこと。ほんとうによかった、今日犬がいてくれて。

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ありがとう。

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バレンタインに犬にプレゼントした野菜入りケーキ。小分けにして冷凍してちょっとずつ食べてます。
2013
02.09

最近の犬のごはん

Category: 11歳~
2月4日は眼科の予約の日でした。
眼圧は右28・左13。右がずいぶん高くなってきてしまいました。
右もラタノプロストをささないといけないようになると、さらに4000円月々負担上乗せでキッツいなぁ…
なんとか落ち着いて欲しいのだけれど。

毎日、とんでもなく元気な犬です。
惜しむらくは眼圧と、いつもの便の滞留で、肝臓がらみでコンスーベンを使わなくなってからは2日に1回は摘便、このところはほぼ毎日になってきています。
なるべく排泄する機会をつくるために、散歩を長くしたり、1日3回行ったりしているのだけど、犬は合間に走りながら1回に1.5kmは歩くし、それだけ歩いたり走ったりしても夜になるとおもちゃで「遊んで~」と誘ってくるし、あまりの元気ぶりに驚くほど。
赤ちゃんのときから老いていく犬と暮らすのは初めてなので、11歳の犬というのがどれくらい老いているのか感覚的にわからず、子どもっぽいはしゃぎっぷりをうれしく感じるとともに、やはり肝臓の問題が犬の元気をどれだけ奪っていたのかと思うと気づかなかったことが悔やまれます。

で、その犬の元気の素と思われる最近の犬のごはんを紹介します。

ほぼ毎日作る野菜ペースト。

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キャベツ(または白菜)・にんじん・ブロッコリー(茎も)・しいたけ(またはまいたけ)・かぼちゃ(またはさつまいも)・大根(入れないこともある)・豆腐・鰹節(香りつけ程度)を切ったりおろしたりして器に入れレンジでチンします。

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チンした後のもの。

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バーミックスでペーストにしたあと湯煎で5分熱する。

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ロイヤルカナンのエイジングケアと白飯(のこりご飯です)、↑で作った野菜ペーストを容器に入れお水を入れて、犬の食餌時間の1時間前にチンしておきます。

あとは食べる直前にベジタブル・サポートを混ぜます。

ベジタブル・サポートは7kgの犬だと1日6gは与えないといけないのですが、ウチの経済状態ではそれはムリで、3gを1日2回に分けて与えています。その代わりに野菜ペーストを作っているんだけれど、ウチの犬のようなごくごく軽度の門脈の短絡だとなんとかこれで十分なのかな?
肝臓の悪いワンコに完全手作り食を与えている方もネットで探すとたくさんいらっしゃって本当に頭が下がります。でも私はこれで精一杯。血液検査の結果をみながらこのやり方でやっていこうと思っています。

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↑元気そうでしょ?でしょ?
2013
01.25

わるいこといいこと

Category: 11歳~
1月7日は眼科の予約診察日でした。
新しい目薬(ラタノプロスト)を左目にさすようになって初めての診察。眼圧は右19・左13で、しっかり効果が出ていました。
でも、持参したかかりつけでの血液検査の結果の胆汁酸の数値に「これは手術はできないです」と言われてしまいました。すごくショックでした…
今の目薬が効かなくなったらもう他に眼圧を下げる手段がないし、眼圧がどんどん上がって失明して痛みが続く状態になっても、眼球摘出とかインプラント(義眼)などの手術もできないということだから。
できるだけ長い間、ラタノプロストが効く状態が続いて欲しいと祈るばかりです。

松が取れるくらいからみるみる犬は元気になってきました。
もうずいぶん前から、一日中だらだらと寝ているだけになっていたのに、お散歩の時はやたら走りたがるし、遠くまで行きたがるし、家の中でも起きている時間が長くおもちゃでよく遊びますし、寝ているときもこたつに入らずにケージで過ごすことが多いのです。

かかりつけにすすめられたサプリメントの「ベジタブルサポート」がいいのか、それとも食餌療法がいいのか。

1月15日にかかりつけに血液検査に行きました。
…結果にビックリ!

項目12月17日1月15日
尿素窒素22.115.1
クレアチニン1.10.8
ALT104 83
ALP7182
総ビリルビン0.40.3
血清総たんぱく4.8 5.4
アンモニア18

心配だった血清総たんぱくが正常値まで増えているし、去年の手術時の検査の時からずっと高めだったALTがほぼ正常値まで下がっています。それに心配だったアンモニアも食後2時間の数値で正常値のうちでも低値でした。

犬の寝ている時間が多くなったり、お散歩で走らなくなったりしていたのは、ずっともうトシのせいか、それとも鼻のできもののせいなのかと思ってきたけれど、肝臓に合う食餌をあげずにお肉をたくさんあげていたからだったのね。気づいてあげられなくてごめんね。
年末にはあまりに元気がないのでこのままどんどん弱って死んでしまうのかと思ったこともあったけれど、今は毎日若返ったかのように元気で本当にうれしいです。

血液検査はしばらく月イチで、サプリメントは一生続けることになるでしょうし、目薬が増えて眼科も1ヶ月1万円超のお支払いになるので、物価も消費税もあがるというアベノミクスには恐々な我が家ですが(きっと所得は増えないだろうと思うしね)、なんとかがんばっていくしかないです。犬もがんばっているんだもの。


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おねむさん。

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らいおんさんのおもちゃでひとり遊びする犬。おおはしゃぎ。

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おともだちに目のお守りをいただいたので犬のハーネスにつけています。ありがとう~
2013
01.01

11さいになりました!

Category: 11歳~
あけましておめでとうございます。

そして、犬もめでたく11歳になりました。新年といっしょに、どうぞ祝ってやってください。
欲張りな飼い主は、来年犬が年男になることを祈念しています。
…でも、ハードルはもう少し下げて、とりあえず今年の桜は一緒に見ようね!
の前に鼻血1周年記念、かな?

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近所の神社に初詣に行く道すがら。来ている服は年の瀬に私の着古しのユニクロ暖パンとトレーナーのリブニットをリフォームして作った防寒着。
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